みなさんはお弁当作りにこんな悩みをお持ちではないですか?
- 毎日のお弁当作りがツライ、しんどい
- 冷凍食品ばかりのお弁当に罪悪感を持ってしまう
- SNSのおいしそうなお弁当を見て落ち込む
レシピサイト・Nadiaの「お弁当作り」に関するアンケート(回答者数987名)では、77.1%もの人が「お弁当作りを負担に感じる」と回答しました。
私は5000回以上、夫のお弁当を作っています。
自分のお弁当、2人の子供たちの塾弁当や、高校3年間のお弁当も作ってきました。
毎日お弁当作りを続けるためのコツは、とにかく「頑張らないこと」です。
「手抜き」や「テキトー」のすすめではありません。
毎日お弁当を作り続けるために一番大切なポイントです。
この記事には、お弁当作りのプレッシャーから心を解放し、気持ちを軽くするヒントが書いてあります。
お弁当作りを負担に感じる人は77.1%!
【レシピサイトNadia】お弁当作りに関するアンケート調査
これを見て「わかる!私も!」と思った人も多いのではないでしょうか。
お弁当作りを始めると、「見た目をよくしよう」とか「全部手作りにしよう」など、ついつい気合が入ってしまいますよね。
でも、お弁当作りは何年も続くものです。頑張り過ぎると息切れしてしまいます。続けられない自分にがっかりして自己評価を下げてしまう人もいるかもしれません。
お弁当作りを続けるコツは、とにかく「頑張らないこと!」がんばらないためのちょっとした工夫
前の日に準備しよう
朝にイチからお弁当を作るのはとても大変です。どんなに手際良くやろうと思っても、寝坊したり、子どもがぐずったり。 キッチンの洗い物もなるべく減らしたいですよね。
朝イライラしないためにも、前日の準備はとても大切です。
前日に作って詰めるだけにしておいてもいいですし、冷凍ストックもおすすめです。
卵焼きやきんぴらごぼうなど、案外なんでも冷凍できます。
冷凍ストックのレシピ本もたくさん出ているので、参考にして見てください。
食中毒が心配なら保冷剤や保冷バッグを使おう
前の日に作って大丈夫なの? 冷凍ストックっていつまで日持ちするの? など心配もありますね。
私も初めは気にしていましたが、経験上、そこまで神経質にならなくても大丈夫です。夜作って冷蔵庫で保管し、朝はレンジでチンしてお弁当箱に詰めるだけ。
ただし、痛みやすい食材はありますし、特に夏場は十分注意が必要です。心配な時は、保冷剤や保冷バッグを活用すれば安心です。
お弁当の食中毒予防に関しては、農林水産省が出しているクイズが楽しくてわかりやすいです。
作り置きおかずについてはこんなかんじです。
冷凍食品を上手に使おう
日本の冷凍食品はクオリティーが高くて美味しいですよね。品数豊富で彩り豊か。小分けになっていて本当に便利です。
「冷凍食品を使うのは罪悪感がある」という方も、すき間を埋める一品として活用してみてはいかがでしょうか。
冷凍庫にストックがあると、いざという時イライラせずにすみますよ。
お弁当箱は消耗品、ジップロックだっていいんです
お弁当箱は種類がたくさんあって、売り場を見ているだけでも楽しいですね。
ですが、いろいろな形のお弁当箱を使うと、詰めるたびに頭を使います。
私はストレスになりそうなことは徹底的に無くしたいので、毎日同じお弁当箱を使っています。
といっても、実際には二つ用意して、順番に使いまわすというかんじです。
二つあれば、夜に洗い物をする体力がなかったとしても、翌朝洗えば大丈夫です。(朝も忙しいし、臭いがするので最終手段ですが…)
お弁当箱は毎日使うものなので、壊れたり、汚れたりします。
私は、お弁当箱は消耗品と割り切って、安価なものを選びます。汁がもれなければオッケーです。
果物は、皮をむいてジップロックにドーンと入れるだけという日もありますよ。お皿に盛ってラップをしただけの日もあります。でもこれは車通勤でなければ無理ですね。
お弁当作りが苦しくならないためにできること
お礼は強制してでも言ってもらおう
私はお弁当作りが嫌いではありませんが、それなりに努力しています。それなのに家族の反応が薄いと、お弁当作りが一気に憂鬱なものになってしまいます。
「毎日作っているのに、なんなの?」と腹立たしく思ったり、「自分の存在意義とは?」と自己肯定感が下がる原因にもなりかねません。
家庭内の雰囲気を悪くしないためにも、私は夫や子供たちに「ごちそうさま、ありがとう」を必ず言ってもらいます。言わなかった時は「何か言うことは?」と聞いたり、咳払いをして催促することもあります。
無理やり言わせた「ありがとう」でも、人は嬉しいものです。家族のルールとして取り入れてみてはいかがでしょうか。
SNSや料理本を見るのはほどほどに
SNSや料理本には華やかで美味しそうなお弁当がたくさん載っています。最初は「わあ、すごい!」「こんなの作ってみたい!」と思って見ていたのに、いつの間にか「もっと頑張らないといけないのかな」「自分はお弁当作りに向いていないのかな」と落ち込んでしまうこともあります。参考にしたくて見ていたはずなのに、これでは逆効果です。
華やかなお弁当に惑わされず、自分のペースで作りましょう。
綺麗な写真の中には、プロのカメラマンが撮影したものもありますし、見栄えを良くするために火を通さずに盛り付けている場合もあるそうですよ。
「SNSや料理本のお弁当」と「自分のお弁当」は、「幅跳び」と「高跳び」くらい違うジャンルだと思っておくと気がラクです。
そもそも日本のお母さんは頑張りすぎ
先日、シアトルで子育てをしている友人とお弁当の話をしました。
アメリカのお弁当って、茶色い紙袋に丸ごとりんごと、ピーナッツバターのサンドイッチを入れて持って行くんでしょ?
そんなの、超頑張っているお弁当だよ。ないない!
ジップロックにクラッカー入れて終わりとか普通。
日本の主婦は本当に頑張り屋さん。あなたの手抜き弁当は、世界の最高水準弁当です!
もっともっと、もーっと気楽にやっていきましょう。
最後に
私はあと15年お弁当を作り続ける予定です。ざっとプラス3000回ほどでしょうか。
そう考えると多いですね。
頑張らないで淡々と作っていきます。
あなたも肩の力を抜いて、お弁当作りを楽しんでみませんか?